マンホールカード収集の旅の最後に立ち寄ったのは、旧中山道・望月宿が在った佐久市協地区の「YUSHI CAFE」。大正時代の横に奥行きのある古民家をリノベーションしています。元々はオーナーの祖父母が暮らしていた住居兼骨董店らしいです。
又、カフェの隣にはブロックを積み上げて造った焙煎所（天保堂）が併設されていました。
ドアを開けて中に入ると薪ストーブが出迎えてくれました。店内はオレンジ色の灯りが広がり、心地良い落ち着いた雰囲気を醸し出しています。奥に続く３つの部屋は、どの席に座っても味があって素敵です。
古民家カフェ好きを自認する人であれば一度は訪れるべきと云えるカフェですね。

私がお願いしたのは、深煎り珈琲の”森と月と”を相方は完熟りんごの温かいジュース。お供はカスタードプリン。
深煎り珈琲は、香りとコクに心地よい苦みがありつつも酸味が少なくてバランスが丁度具合でした。
厚めのコーヒーカップは保温性も高く、冷め難いのがいいですね。
完熟りんごの温かいジュースは、地元のミツイアップルジャパンの減農薬林檎ジュースに生姜が入っていて温まりそうでした。お土産に深煎り珈琲の”森と月と”を買いましたが、何故か１袋１５０ｇと、今まで色んなお店で購入していますが初めての量でした。

カウンター席には、地元の顔馴染みの方達が集まっていたようですが、シンプルありながら拘りの詰まった居心地の良いカフェでした。帰りの道中やコロナ禍を考えると、そうはのんびりとして居られず、早目の退店です。
外に出ると長野の秋はもう深くて、とっぷりと陽が沈み辺りは夕闇とひんやりとした空気に包まれていました。
冬になると寒い地域ですが、こんなにも居心地の良い温かなカフェが在れば、冬の寂しさも感じずに暮らせるのではないでしょうか。