G a l l e r y

ギャラリーは一階を和の小物や縮緬細工・地元の焼き物・アンティークの道具等のコーナーにし、階段を少し昇った中二階では主に古着物や帯を販売しています。
この東濃地区は昔から焼物が盛んな場所で、戦前までは海外に輸出して莫大な利益を挙げる商家がたくさんありました。
その当時、呉服商を営んでいた灯屋は、これらの商家の奥様や娘さん達に贅を凝らした着物を沢山買っていただいたそうです。
それが時代の移り変わりと共に着物を着る機会が減り、限られた日だけの装いになってしまいました。お客さんからは着物の処分の依頼を受ける様になり、この事態を憂い何とかしなければと腰を上げられたそうです。
箪笥の肥やしになっている着物等を買い取り、資料的価値のあるものや痛んでないものは穀物倉を移築改造した倉庫に保存し、普段着に使われていた状態の良いものはきれいに洗い、古着物として販売しているそうです。また、痛みの激しい物はきれいな所だけ小さく切って手芸用に販売しています。
今では相当数の着物がここに集まり、現代着物史の資料研究などの為に、大学や関連団体に貸し出される程の貴重なものとなっているそうです。
お腹も心も満足のいく灯屋。機会があったらぜひどうぞ。

ギャラリーの中
和箪笥
古着物
お正月飾り
塗りの片口

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