9月30日午後からの中島由美氏 第2回「そば猪口と民芸」という講座を豊田市民芸館に聞きに行くついでに、豊田市美術館をちょっとだけ覗いてみようという事になり、午前中に行ってきました。初めて訪れた豊田市美術館はスケールが大きく、建物と庭とが一体となったデザインで、洗練された美しい姿をしていました。館内も今までのくら〜くて眠たくなってしまうような美術館のイメージを一新し、お茶でもしたくなるような場所がそこかしこに。



 
豊田市美術館
愛知県豊田市小坂本町8丁目5番地1
0565-34-6610
HP

当初展覧会を見る予定ではなかったのですが、受付近くのかわいい壁の花と「GARDENS ガーデンズ - 小さな秘密の庭へ」という響きに惹かれ、つい見て行く事に。
現代アートって言うのでしょうか。日頃は浮世絵だったり、歴史的な作品を見る事が多い私にとってはとても新鮮で、何だかわからなくても、楽しめたらいいのかなと思いながら見てきました。


壁紙を立体的に表現した作品です。これにつられて入っちゃいました。

この豊田市美術館は独特の展示方法を取っており、よそ見してたらつまづいて転んでしまいそうなくらい、近くで作品を見る事ができます。今回の「GARDENS ガーデンズ - 小さな秘密の庭へ」の作品はどれもとてもユーモラスで、その展示方法が一段と作品たちを惹き立てている様に思えました。
アートなので、いわゆるガーデニングの作品展ではありませんが、実際にイチゴを育てている面白い作品もあり、係の人に「これってほんとにイチゴの実がなります?」と聞いたら、「最終日の12月24日のクリスマスには実がなるように受粉してみます。」という力強い返事を頂きました。(笑)
1日に終ってしまいましたが、「場からの創出 佐川晃司」も見ることができ、中々充実した時間となりましたが、こんなに見応えがあると思わなかったので、ついでってのは失敗でした。2階の庭園では薪能や狂言等が催されたり、その他のイベントもたくさんあるようなので、時々HPを覗くといいかもしれません。そうそう、入口付近に綺麗な袋に入った雑草がありますが、ゴミではなく「GARDENS ガーデンズ - 小さな秘密の庭へ」の中の作品の一つです。お見逃しなく。
 
* 花の壁紙の作品は受付の所にあります。写真撮影とHP掲載は許可を頂いています。

文 縦好き


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