最近、浜松に新しい店がどんどん増えているので情報サイトをチェックしていたら、ちょっと面白そうな記事を発見しました。駅前にあるマイン・シュロスという地ビールレストランに併設されているギャラリーで「カリグラフィー」の教室の生徒作品展が05年12月17日まで開催されているそうです。 カリグラフィーとはアルファベットの書道で、ギリシャ語のcalli(beautiful)とgraphein(to write)が語源だと言われていて、ペンや筆を使って美しい文字を書くことだそうです。発生は紀元前にまで遡るそうですが、現代では色んな形で装飾されたものやレタリング等も含まれるので、知らず知らずあちこちで見かけているかもしれません。実際に作品を見るまで、このカリグラフィーが何であるのか全く知識がなかったのですが、サイトで見た美しい文字に惹かれて早速行って来ました。 マイン・シュロスに着くと、ランチタイムを過ぎていたせいか、駐車場も店内もガラガラでした。以前、昼時に店の前を通った時はすごい人だったので、従業員の人たちもほっと一息ついている時間帯だったようです。 ギャラリーを探すと、それらしい入り口を発見。でも、ショーウィンドーに飾られているのは仏様の図にアルファベット文字が並んでいる大きな絵。違うね〜と言いながら、あちこち探してみたものの、やはりそこしかないので、勇気を出して中を覗くと綺麗に額装された美しい文字がたくさん展示されていました。芳名録に豊橋と書き込むと、どこで知ったのか訊かれ、インターネットの情報だという事をお話したところ「カリグラフィー」の教室を主宰している鈴木春子先生が作品の解説をして下さいました。生徒さん達の作品はバラエティーに富んでいて力作揃いでしたが、流石に鈴木先生の作品は肩の力がいい具合に抜けていて、見ていて飽きない落ち着いた作品でした。是非、外のショーウィンドーの作品も見て下さいと言われ、ついて行くと、先程の仏様の絵。実はこれもカリグラフィーで、中央に仏画を配置し、両サイドには般若心経がローマ字で書いてありました。そのアイディアといい、デザインの美しさといい、それは素晴らしいもので、私の心の中に欲しいの気持ちが湧き上がりました。
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