遠州に春の到来を告げる、『浜松まつり』がいよいよ開幕。 遠州灘・中田島砂丘で、からっ風を受け今も昔も変わらぬ大迫力、凧揚げ合戦! 寛政年間(1789〜1800年)の記述も残り、永禄年間(1588〜1569年)まで遡るとの一説もある。 今では浜松まつりに欠かせない初凧・凧合戦が本格化したのは明治20年頃で、終戦後3年で復活した時は、僅か50か町だったが、今年は169か町が参加するまでに成長している。 凧は美濃和紙の大判を使い、畳2帖から10帖までの大きさがあり、4帖から6帖がもっとも適しているらしい。 午後3時、花火の合図で凧揚げ合戦が終わると、夜は78か町が順次参加の御殿屋台の引き回しと練りが始まる。 街中が法被を着込んだ、人、人、人の波に変わっていく。 何千人規模の練りの始まりだ。 ラッパ・太鼓に威勢のいい「ヨイショ、ヤイショ」の掛け声が深夜まで響き渡る。 子供の頃からこんなまつりを体験したら、リオのサンバ・カーニバル状態で一生忘れられない。
|