窓はこうやってボタンで留めるんです。 |
かわいい丸目です。 |
笑える後姿!! |
アーシングではありません。 |
Simple is best! |
瞬間最高速度が時速75キロのこのダットサン・フェートンは私が見た中での一番のお気に入りでした。通常の速度は時速25キロ、私の原付よりスピートが出ませんが、まだバリバリの現役です。
ウィンカーもワイパーも手動。窓は幌と同じ素材の布とビニールで出来たものをボタンで留める方式。隙間だらけで雨はもちろん入ってしまいます。車の底に何か引き摺っている様に見えたのは、漏れたオイルを受ける為のプラスチックの塵取り?地面にオイルが着いていたので、これもあまり要をなしていない様でした。 後の妙に新しい2個のテールランプもどきについて聞くと、「この車は小さなテールランプしかないんで、後ろを走る車に危ないって言われて、この反射鏡をつけたんですよ。」とのこと。この反射鏡も自転車ではないのですから、この車社会にはとてもそぐわないもの。でも、「これ以上早く走れません。お許し下さい。」と書かれた大きな反射板が結構役に立っているとのことです。 まだ車が殆んど走ってない1935年の車なので、この頃はこれで充分だったのでしょう。因みに免許が必要になったのが1937年だそうです。とても走る為の道具とは思えませんが、ゆったりまったり良い時代があったことがわかります。 蛇足ですが、私の実家での初代の車は中古のスバル360でした。新し物好きの父が買ったものですが、今ではとても貴重な車となっているようです。 |
文 縦好き |
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