餡麩三喜羅 あんぷさんきら
これは愛知県江南市の大口屋『餡麩三喜羅』。
お麩から作られている麩饅頭が山帰来の葉に包まれている和菓子です。 数年前、名古屋市の少し北にある岩倉市に住んでいた頃、職場の人が内祝いで持って来てくれたものを食べたのが初めてです。 京都には有名な麩饅頭のお店があるようですが、私は食べたことがないので、この『餡麩三喜羅』が初めての麩饅頭との出会いでした。 大袈裟ですが、その時の感動は今も忘れません。何とも言えない不思議な食感。普通のお餅みたいに粘っこくなく、お饅頭みたいにパサパサせず、中には甘さ抑え目の餡。 その後病気の為にその会社も辞め、この麩饅頭を売っているお店も確認せずじまいで、あの美味しい感動だけが妙に記憶に残ったまま岩倉とはお別れしました。 ところが、遂最近パソコンで和菓子を検索していたら、あの麩饅頭が大口屋の『餡麩三喜羅』だということがわかりました。その2〜3日後、丁度タイミング良くテレビでも紹介されていて、店主がこの『餡麩三喜羅』は芸能人などからも注文が来ると話していました。工藤静香の名前もあったので、キムタクも食べたんだろうかなんてちょっとうれしくなりました。 早速、和菓子好きの友人にメールでこの事を伝えたところ、またまた絶妙なタイミングでその友人が名古屋のお土産物売り場でこの麩饅頭を見つけて届けてくれました。 食べた瞬間、そうそうこの味、この食感。懐かしい。岩倉での楽しい思い出も辛い思い出もこの麩饅頭と共に甦ってくる様な気がしました。 今では他の和菓子屋もまねていますが、初めて麩饅頭を山帰来の葉に包んだのは、ここ大口屋なのだそうです。 中部国際空港セントレアの3F銘品館でも売っているそうなので、今度行ったらぜひ買って来て、またこの懐かしくも美味しい『餡麩三喜羅』を堪能しようと思います。 文:縦好き
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大口屋HP www.ooguchiya.co.jp/ |
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