海部郡美和町に蔵造り風の蕎麦屋を訪ねる。
『竹馬』は沙羅餐で１年の修行後、更に甚目寺町の『創愿』で最終の仕上げをされた原田さんが、今年４月５日に開店したばかりのお店。
元々喫茶店だった店舗を、「らしくない蕎麦屋」のコンセプトでまとめているのか、西麻布・六本木・広尾あたりにありそうな『Ｓｏ　Ｂａｒｓ・Ｋｉｔｃｈｅｎ　』と言った感じ。
店内にはジャズが流れ、アンティークな照明も雰囲気を盛り上げており、客席のテーブルや椅子・器なども良い物をセレクトされ、随所に店主のセンスの良さが感じられる。
ちょっとした心配りだが、お手拭が日本手ぬぐいだったのも私には小さな感動だった。
　
今日はランチの桜セット(ざる又はかけ、ミニ天丼、小鉢、お漬物)1260円、かけそば840円、出し巻き玉子525円をいただく。
これ以外にも、竹馬セット（ざる又はかけ、とろろご飯、小鉢、お漬物）1050円や、そば茶ご飯(限定20食)250円、そば豆腐などが用意されていて女性客にも喜ばれそう。
肝心の蕎麦もしっかりとした技術に裏付され美味しかった。
そば湯は、今、流行の別作りのポタージュ系。
　
開店したばかりで、店主以下３名のスタッフ全員が明るく前向きに頑張っている姿がいい！
今のこの気持ちを持ち続ければ、兄弟子の『創愿』に早晩追い付く事も夢ではないだろう。
久々に応援をしたくなる、蕎麦屋さんだった。

前回の訪問時以来、約４年振りの訪問。今回もランチの桜セットを注文(ざる又はかけ、ミニ天丼、だし巻き玉子、お漬物)で1260円。小鉢がだし巻きに変更になっていた。それと一番大きく変わった事は、１０５円の追加料金で蕎麦が十割に変更出来る事。但し限定で２０食と書かれていたので、どうしても食べたい場合は開店と同時に入店すればＯＫかも。
本日の玄蕎麦は福井県勝山産。それにしてもはっきりと判る位、蕎麦打ちのレベルが上がっていた。