一日限定15枚の十割そば
 

たっぷりの大根おろしで食べる蕎麦はまた格別

 

 
滋賀県東近江市長町116
TEL:0749-45-0039
営業時間 11:30〜16:00(売り切れしだい)
定休日:月曜日(祝日の場合は火曜日)
国産玄蕎麦使用
石臼挽き自家製粉・十割・二八
05・07・30現在

近江商人郷土館から少し入った長町の集落の中にある『藤村』。こんな所に蕎麦屋が?と思うような歴史を感じる古い家々の中に一軒だけ趣の違う建物。
この藤村は松本の名店『浅田』で修業された店主が出されたお店。山梨県・長坂町の超有名店『翁』の高橋名人の下で修業された浅田さんの系列で、名人からみれば孫弟子にあたる訳だが、二八も十割も綺麗ですっきりとした蕎麦だった。十割そばも二八かと思う程の喉越しの良さは、『浅田』を彷彿とさせる。


いつもは天ざるを食べることが多いが、この店は天ぷらなどがないので、ちょっと物足りないなと思い、ざるそばの後、おろしそばを追加注文した。
豊橋では大抵おろしそばというと大皿の蕎麦に汁をかけて食べるのだが、出てきたものはざる蕎麦と大根おろしが入った器。日頃はざるそば専門で、おろしそばはあまり食べないので、念のため食べ方を聞いてみた。
たっぷりの大根おろしが入った大きな器に汁を入れ、別の小皿に乗ってきた辛味大根を少し入れて食べて下さいとの返事。汁に少しだけ漬けて食べるざる蕎麦もいいが、思い切り大根おろしを絡めて食べるおろしそばもさっぱりして暑い夏には最高だ。
漬け汁は鰹風味だが、余分な主張はしていない。蕎麦湯も私の好きなポタージュ系。値段もリーズナブルで蕎麦も少し多めの一人前140g。
少し分かりにくい場所にあるが、お客さんがひっきりなしに入れ替わっていた。ちょっと遠いが遠出してもまた行きたい店だ。
 
夜は予約制で1人前4000円から。
 
ざるそば 750円 十割そば 1000円(1日15枚限定) 
おろしそば 1000円  





2年振りに訪れた藤村の蕎麦は相変わらず美味しかった。
店も暖簾こそ変わっていたものの、前回訪問時とほぼ変わらず清潔感溢れるもので、凛とした空気が流れていた。
前回聞き逃した玄蕎麦は北海道産だった。
再訪してみると、メニューが変更されていたりするが、ざるそばが750円から800円に値上げされていた。
天気が悪く急な雨で冷えてきたので、相方はかけ。私は十割蕎麦にそばがきを追加した。この店のそばがきは小振りで、箸でも切れるほどの柔らかさとプリッとした食感が持ち味。
 
北海道産玄蕎麦使用
そばがき 500円 かけ 850円

07・05・19現在


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