日本平へ行く道すがらにある、落ち着いた雰囲気のお店で、大人の隠れたお食事処といった感じ。 拘りのご主人で、箸袋の裏面にも書き込んであるが、無農薬有機栽培で育てた玄蕎麦を石臼一回転挽きにて自家製粉している。その粉を、せいろは細切りの九一に、田舎は殻付きの十割に仕上げている。つけ汁のだしも化学調味料や保存料を一切使用せず、土佐の鰹節だけでとっている。 今日、食したせいろの麺は細すぎず太すぎず、丁度良い太さに切り揃えられていて、腰の強さも充分に感じられた。鰹風味のつけ汁は蕎麦との相性も良く、流石に拘っているだけの事はあると納得した。