観光シーズンの夏には一日300人以上の人が訪れる全国にその名を馳せた名店。 現在では、初代店主の高橋さんが広島に新たな店を開いたので、お弟子さんたちで暖簾を守っている。 ざると田舎の2種類しかないが、厳選した玄そばを仕入れ、専用の保冷庫で保管し、毎日丁寧に脱穀製粉し、産地や品種を考えて4種類をブレンドしている。徹底的に無駄を省いた体制から供される蕎麦は、これぞ蕎麦といえる一品。 蕎麦もよいが、私がこの店でもっと感動するのは、お弟子さんたちのきびきびとした修行僧のような動きだ。これは、高橋さんがいた頃とまったく変わらず、厳しい精神はそのまま引き継がれていることがわかる。 ざるそば840円、田舎そば840円で、私としては細切りのざるそばの方が好みである。