店の外観
 
屋号
 
繭玉を入れた竹篭
 
天窓

今回「小さな出会い」と題名を付けたのは、他でもないこの『両口屋』さんのことです。
足助の老舗の和菓子屋さんで、こちらにみえた事がある方は大抵ご存知だと思いますが、まさかお店の中まで写真を撮らせていただけるとは思ってもみなかったので、本当に感謝の気持ちで一杯です。
ご主人も奥さんも気さくな方で、見ず知らずの私達に、建物の事やお宝について親切にお話をして下さいました。
 
こちらの建物は虫籠窓の漆喰などは化粧直しされていますが、築200年とのことで、柱や格子戸はいい味の古色になっており、階段箪笥などは今も立派に活躍していました。
 
上を見上げると今で言う吹き抜けになっていて、灯り取りの天窓からは、明るい光が差し込んでいました。
立派な梁が何本も組まれており、長い年月、この建物を支えながら生きてきたことを感じさせます。
 
両口屋さんは以前は世襲制をとっておられたそうで、七代目までは佐久間平兵衛さんと言う名前を継がれており、正式なお店の名前は『マル平両口屋』と言うそうです。
 
地域のお菓子コンテスト等では数々の賞を受賞されていて、お饅頭類も充実しており、お客さんもひっきりなしに来られていました。
まさに伝統の息づく老舗の和菓子屋さんです。

使いこまれた古い箪笥 太い梁と竹ザル 今も使われている階段箪笥

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