昼に押さえで撮った苗代桜

さて、いよいよ今回のメインイベント、ライトアップされた苗代桜の撮影だ。
うまく撮れるか心配だったので、昼間の内に押さえの写真は撮っておいたものの、やはり気合が入る。
昨年もこの桜の案内パンフレットの様に撮りたいと思いチャレンジしたが、生憎天候も悪く、うまく撮影出来なかった。
来年こそはと、待ちに待った今回のリベンジの旅だった。
昨年は人も大していなかったので、ライトアップ開始の6時半に間に合うように着いたのだが、今年は昼と夜で駐車方式が違い、夜はパーク・アンド・ライド方式になっていて、近くの駐車場に車を停めてバスに乗り換えて行った。
ライトアップの時間は6時30〜10時だが、これまた昨年と違って、カメラで撮影できる時間が6時半から7時半と限られていた。
もう一つ驚いたのは、昨年は少人数のカメラを持った人が真剣に写真を撮っていたが、今年はカメラ付携帯電話をみんなで一斉に桜に向けていた。その騒がしいことといったらなく、写真を撮る時間がこんなに短く制限されたのも頷けた。苗代桜も何事かと驚いているのではないだろうか。

苗代桜は、近江源氏の佐々木氏の末流、三木四郎兵衛宗次郎が和佐に移住してきた時に手植えしたものと伝えられている。元々は3本の姉妹桜だったが、昭和27年に1本が枯死し、残る2本が現在の姿である。
樹齢350〜400年で一方は30メートル、もう一方も25メートルの高さがあり、岐阜県の天然記念物に指定されている。
桜の種類としては吉野桜に属する。
苗代桜の名前の由来は毎年桜の開花時期が一定しており、その美しい桜の花を見て、里の人たちが稲の苗の準備をすることから、苗代桜または暦桜と呼んだことが始まりである。
結果は見ての通りで、昨年の何だか分からない写真よりは少しマシになったが、今年も駄目だった。
最近写真を撮っていて気付いたが、どこかの放送局のカメラマンがカメラを持っているとみんな親切に場所を開けてくれるようだ。二人で背中にアルファベットで名前を入れたジャンパーでも着て撮影に望めば、写真は撮り放題かもしれない。
それにしてはカメラが貧相なので来年はひょっとしたら一眼レフタイプのデジカメを構えているかも。
近くで「SOBANOYOKOZUKI」のロゴ入りジャンパーを着た怪しい二人組を見たら要注意ですよ!

ライトアップされた苗代桜
水田に映る苗代桜

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