前々から、マンションの安っぽい襖が気に入らなくて、格子戸に憧れていました。 我家は中央にリビングダイニングがある間取りなので、襖を閉めると南からの光が一切入らず、昼間でも真っ暗になってしまいます。電気を点けれはいいわけですが、やっぱりできるだけ自然光というものが欲しいし、かと言って襖を全部とってしまうと落ち着かなくなってしまいます。 そこで、格子戸を入れようと思ったわけです。 この格子戸は美濃の骨董屋さんから購入して、 大治町の『古民芸・はた』さんでサイズを直してもらいました。 昔の家は天井までの高さが低いので、ほとんどの格子戸が現在の家のサイズに合いません。たいていは、戸に木を打ちつけて、高さを補充するのですが、この戸はたまたまマンションのサイズにかなり近かったので、余分な長さを削ってもらいました。友人からは賃貸マンションにお金をかけるなんてもったいないという意見もありましたが、今の生活を楽しむというのも大切なのではないでしょうか。 昔の人の考えたものは、本当に美しくて合理的です。格子戸そのものもすてきですが、格子の隙間からもれる光のきれいなこと。
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