昨年２月の中部国際空港の開港に併せて空港施設内に開店したお店で、名古屋市南区に本店を置く「そば工房・沙羅餐」の直営店。朝の１０時から夜８時３０分まで、通しで全て手打ちの蕎麦を提供する体制には驚かされる。今までは、独立を前提とした人達が修業の場として本店で仕事をしていたが、今後はこちらが中心となっていくのだろうか。
店内は黒を基調とした落ち着いた雰囲気で、空港内の喧騒を感じさせず、ゆったりと蕎麦が味わえる。又、カウンターの椅子の座面の直ぐ下が荷物置きになっており利便性を考えたりと心配りが嬉しい。
今日は桜海老のかき揚げざるそばと桜海老おろしをいただく。蕎麦は沙羅餐ならではのエッジのきれいに裁ったもので、ノド越しもスッキリしていてさすがだなと思う。桜海老のかき揚げは衣が少なめで、素材の美味しさが引き立っていた。又、温かい蕎麦は、蕎麦が延びてしまわないように汁の中には入れず、別の入れ物に入ってくるが、たくさんのお客に対応する為のうまいアイディアに思えた。
最近、沙羅餐を卒業した方の店に行くことが多いが、はずれがなく美味しい店が多い。