０６年４月に甚目寺から名古屋のビジネス街に移転してきたばかりの創愿。
以前から美味しい蕎麦を供していたが、新店舗に伺ってみて更なる向上が感じられた。二八は蕎麦の角もきれいにだし、腰はしっかりでノド越しもスッキリしたモノ。十割りはひと口頬張るだけで強烈な蕎麦の香りが口の中に広がった。漬け汁は蕎麦の持つ旨さをを引き立てるコクのあるモノで、別造りのポタージュ系そば湯との相性も良い。
店内の内装は沙羅餐のセントレア店と似た感じで、９人掛けの大きな一枚板のカウンターと、奥の部屋には６人掛けのテーブル席が６つも用意されている。夜ともなればカウンター下に薄青色の照明が灯され、一気にムーディーでお洒落な空間に変貌する。
このお店、訪ねる度に感じる事だが、店主を始め従業員に至るまで、おもてなしの精神に溢れている。『お蕎麦一枚一枚に心を込めて、一時の波に呑み込まれる事なく、地に足を着けて頑張りたい』と言った奥さんの熱い言葉に決意の強さを垣間見た気がする。
　
ざるそば二段（二八）\1500　ざるそば二段（十割）\1700　追加ざる（十割）\750
桜えび天ざる \1350　山菜おろしそば \1200
　
* 昼のランチタイムは蕎麦が売切れ次第終了する場合があります

今回の訪問で定休日と営業時間の変更を知った。
相方の食したかけそばの麺の太さがざるに対して太く見えたので、支払の時に確認。ご主人によるとこの地域のお客さんはゆっくり食べる方が多いので、麺がすぐ延びない様に、かけ蕎麦はざる蕎麦の２倍の太さにしてあるそうだ。