岡崎市井田町字稲場15-5
2021年9月30日閉店
25年の歴史に終止符を打ちました

2014.02.10現在の情報

岡崎在住で蕎麦&桜好きの、のんすけさんの誘導に、まんまと乗せられ8年振りに「手打そば 竹うち」を訪ねました。その間、営業時間が通しになっていたり、定休日が変わっていました。店構えは、ごく普通の蕎麦屋といった佇まいで店内は掃除も行き届き、落ち着いた雰囲気です。HPの店主の紹介欄には、元々は関東地方の上品な細打ちの蕎麦を提供していたが、二十数年ほど前に福井県で越前蕎麦に出会い転向したと書かれています。
前回伺った時には、入口脇に「饂飩、ランチなどはありません」の札が下げてありましたが、今回は見ませんでしたね。このお店では自家製粉した粉を越前おろしそばや二八・十割の田舎蕎麦に仕上げて提供しています。
先ず最初に食したのが生粉打ち(十割)、エッジがきれいに立った細切りの麺は程良い硬さで、スッキリとした味に纏められた辛目の浸け汁との相性も良く、とても美味しかったです。十割にありがちなモゾモゾ感も無く、噛むほどに蕎麦のいい香りが鼻に抜けました。次にご自慢の「越前おろしそば」を注文。辛味大根のおろしと刻み葱と汁をぶっかけ状態にして頂きましたが、想像していたよりも辛く無く、ツルツルッと一気に食べてしまいました。



生粉打そば 800円

越前おろしそば 700円

もりそば(つゆ無し) 540円

店内の様子

量的にちょっと少な目な気がして、ついついもりそばのつゆ無しを注文。生粉打に比べ、小麦が二割入っている分だけ色目的に薄く感じるだけでなく、ノド越しも若干良かったような気がします。二八、十割、おろしと三種類の蕎麦を頂いた訳ですが、前回訪問時に感じた「ごく一般的なレベルの蕎麦」のイメージから格段に美味しくなっていました。
饂飩&きしめん文化の地で、越前そばの店としてこれからも頑張っていってほしいお店です。
蛇足ですが、お茶は蕎麦に合うと云う事で、ちょっと変わった宮崎県の朝色紅茶が提供されます。


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