もりそば手挽き粗挽き太打ち 900円
もりそば細打ち 750円
おろしそば 650円
人気の店なので一番乗りでも相席になった
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福井県越前市深草2-9-28 0778-23-5001
11:30〜14:00 17:00〜19:00(火〜土) 11:30〜18:00(日・祝)
月曜・第3日曜日定休
石臼挽き自家製粉 十割
福井県丸岡産玄蕎麦
禁煙 駐車場有り
07・07・08現在
以前から福井県でも蕎麦を何度か食しているが、これは!と唸ってしまう程の蕎麦には正直出会ってなかった。そんな中、雑誌やTVに何度も紹介される「谷川」で、そばを一度味わってみたいと訪ねてみた。 越前蕎麦で有名な福井県の中でも、十割りそばの先駆者的な「谷川」。自宅の蔵を改造した趣のある店内の大きく開口を取った窓からは、手入れの行き届いた庭の眺めが良い。 開店前到着組が8人程いたら早めに店を開けてくれ、「着いた順番わかりますか〜?」と大きな声で聞き、「覚えておきま〜す。」と厨房へ戻って行った店主。ユーモアのセンスもバツグン。 メニューは少ないがそれが返って蕎麦に対する思いの強さを感じさせる。私は手挽き粗挽き太打ちのもりそばと機械挽きの細打ちを注文。相方は定番のおろしそばを頼む。見た目には、太打ち、おろし、細打ちの順に麺の太さが3段階くらいあるようだ。 粘りと香りが強い丸岡産在来種の玄蕎麦を一年分真空パックにし、保冷庫で8℃に保管。その日打つ分だけを挽いている。さすがに、ひとたび口に入れると香りがたってくる。蕎麦は腰が強いというよりは、一本筋が通った感じと表現した方が良いかもしれない。見た目の美しさもさることながら、濃いめの漬け汁との相性の良さに思わず頷いてしまった。 支払いをする時、厨房の中で御主人が鰹節を削っているのが見えたので、おろしそばの削り節は注文が来てから削っているようだ。どおりでシャキっとしたピンク色の鰹節だったわけだ。大根も自家栽培のモノをお客さんに出す直前におろしているそうだ。 趣味のそば打ちから、いつのまにやら蕎麦屋の主人にまでなってしまった谷川氏。よく通る声とガッチリとした体躯で、目標の70歳まで現役で頑張って欲しい。 そばがき 700円(手挽き粉) そばがきぜんざい 700円
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