ＧＷという事で、毎年高速道路は大渋滞になりますが、今年はＥＴＣの上限1000円の新割引のお陰で移動時間が全く読めません。本来ならば高速代が安くなったので普段は行けない遠方の蕎麦屋を訪ねたいところだが、無理はせずに恵那市の照久庵を訪ねる事にした。５年振りの訪問となるが、どんな風に進化を遂げているか楽しみだ。
いくらＧＷ中とはいえ、１２時前に到着したにも係わらず、既に駐車場は満車で、暫し道路脇で待つ事に。その間にウェーティングリストに名前を書いて(20番目)待つ事４０分、ようやく席に付く事が出来た。
今回も天ざるを注文したが、お客のほぼ９割が頼んでいたのには驚いた。こんな具合なので、天ぷらに時間が掛かり、ご主人を中心に５人体制で頑張ってくれても、更に４０分程待つ事になる。
蕎麦は甘皮の星が多少、顔を覗かせていた。以前の細切りよりは多少太くなった様に感じるが、腰の強さも程よい具合で、ノド越しもＯＫ。天ぷらのネタは、南瓜、筍、海老に山菜が３種類で、カラッと揚っていて美味しかった。最後のお楽しみ、そば湯はポタージュ系。

照久庵を知ったのは、蕎麦猪口コレクターの先輩で恵那の高柳さんからの紹介でした。
　
高柳さんも以前は、蕎麦なんか何処で食べてもそんなに変わりは無いと思っていたそうですが、蕎麦好きの友人に美味しい蕎麦屋さんに連れて行って貰い、目から鱗状態だったそうです。
私が高柳さんのお宅にお伺いして蕎麦猪口を見せて戴いた時に、このお店に連れて来ていただきました。
その時も美味しい蕎麦屋さんだとは思っていたのですが、饂飩もやっていたので最初はこのＨＰを開設する時に掲載リストから外してしまいました。
しかし、今回改めてお伺いしたら、やはり美味しかったので載せることにしました。
(饂飩も手打ちと確認出来ました。）
　
今日、食した蕎麦は福井県・丸岡産の玄蕎麦をほぽ十割（95％）の挽きぐるみで、細切りに仕上げられていました。ほぼ十割にしてはいがらっぽさが無く、のど越しもすっきりとしていて、つけ汁の味付けも絶妙のバランスで旨く仕上げられています。
私は天ざるを食しましたが、ネタは南瓜、海老、ふきのとう、かき揚げ、茄子にもう一品が付いてきます。
　
縦好きは、天ぷら饂飩を注文しましたが、よくある海老と野菜ネタが乗っている饂飩が来ると思っていたら、天ざると同じ様に天ぷらが別盛りで出て来たのにはビックリしました。
私達が伺ったのが、夕方の５時半頃だったのですが、注文をして少し経ったら打ち場から、蕎麦を切る包丁の音が店内にこだまして、切りたてをいただけるんだと嬉しくなりました。
天ざる蕎麦1200円、天ぷら饂飩1000円、もり蕎麦700円。