岐阜県恵那市岩村町2453-5
ハートウィング内
営業時間 11:30〜15:00
定休日 水曜日

2017.05.27現在
2018.06 閉店
水野さんは多治見市で、
蕎麦屋みづ乃を開業。

犬も歩けば棒に当たる、そばの横好きが走れば看板を見つけるとは、よく云ったもので、先日、中津川方面に出掛けた折、道端に気になる看板を発見しました。看板には「レストラン、カフェの下に手打ちそば、1月27日オープン」と書かれていました。しかし、お店の場所は、看板からすると高齢者用の介護か何かの施設内と思われました。
でも、気になる看板を発見した時は、バックしてでも確認するのが、「そば横スタイル」です。
施設に入るドアの横にインターフォンが設置されていて、営業時間を少々過ぎていましたが、ボタンを押して「お蕎麦、まだ食べれますか」と訊ねてみました。「厨房に確認してみます」との事で、直ぐに「いいですよ」と返事があり、ドアの施錠が外されました。中に入ると白い壁のレストランに案内されました。カフェと兼用になっているようです。



天ぷらそば@1380円

天ぷら

おろしそば(辛味み大根)@1000円

そばがき@630円

微粉入りのそば湯

店内

メニューから、そばがきと天ぷらそばを注文。待つこと数分、まずは微粉で捏ねられたそばがきが登場。滑らかな表面で、お箸で切っていただきましたが、もっちもちの程よい硬さで美味しいかったです。次に来た天ぷらそば、極細の麺ながら腰は強くて、のど越しも良かったです。これは美味しいと、追加でおろしそばをお願いしました。
場所が場所だけに、こんな美味しい蕎麦が頂けるとは正直思っていなかったです。給仕をして下さった若いスタッフに少しお話を聞くと「何なら蕎麦を打っている本人を呼びましょうか」とおっしゃって下さり、厨房から来て下さいました。お話を伺っていく内に、驚きの事実が判明しました。かって多治見市で蕎麦の名店と謳われている中、2008年3月に「うなぎ 桜庵 」に業転した魚魚屋(ととや)をやっていた、水野さんでした。縁あって今は、こちらで蕎麦を提供させて貰っていますとのお話でした。
当時は自家製粉に拘り、自分の理想の蕎麦を追い求めていく内に尖った蕎麦を出していました。それから月日も流れ、自分も色んな経験を重ねている内に蕎麦に対する考え方も替わったと云って見えました。
今は数も読めないので製粉所の粉を使って二八の蕎麦を打っていますが、将来的には自家製粉に切り替えて理想の田舎そばを打ってみたいとの事でした。訪れた人からの口コミで噂が広まってきて昔の常連さん達もボチボチ来ているそうです。直ぐに大きな変化は無いにしても、今後の動向が非常に楽しみな一軒です。

もりそば 880円 追加 680円 自然薯そば 1380円 かけそば 880円 寄せ豆腐 430円 天ぷら盛り合わせ 540円 そばぜんざい 630円  もりそばとそばぜんざい 1280円 もりそばと小鉢膳 1380円 


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