石川県能美市三ツ屋町イ12
TEL:0761-51-7313
営業時間
11:30〜15:00  17:00〜20:00
定休日:水曜日
石臼挽き自家製粉
手挽き田舎せいろは今回七三
おろし蕎麦は5分程度のつなぎ
茨城県産玄蕎麦使用
06・07・15現在

千葉の名店、「竹やぶ」で20年修業された森さんが、地元に戻り民家を改装して、2003年に開店した『 手取川 竹やぶ 』。
店内は靴のまま上がっていいのかと思う程の美しい空間。太い梁の存在を生かし、ステンドガラスが壁面を飾り、胡桃の木で作ったテーブルにイタリア製の豪華な椅子と、「竹やぶ」出身者らしいインテリアで、大人の店の雰囲気。
今日食したのは、手挽きの田舎せいろとおろしそば。今回は茨城県産の玄そばを使い、おろしそばは、ほんの一握り五分程度のつなぎを入れて打ち、手挽きの田舎せいろは、粗く挽いた蕎麦粉を七三で打ち上げているとの説明だった。


蕎麦粉には一番厳しい時期で大変ですと言ってみえたが、そうは言っても、どちらも蕎麦本来の香りと弾力に富むもちっとした麺に打ちあがっていた。
この店のおろしそばは、蕎麦とは別にたっぷりとすりおろした辛味大根が抹茶茶碗の様な器で出てきて、それを醤油で自分の好みの濃さに味付けしてかける。初めての体験で、味の調整が難しかった。
開店当初は地元の好みに合わせて味を変えたりもしたそうだが、現在ではもとの「竹やぶ」の味で勝負しているらしい。洗練された「竹やぶ」の味が田舎で受けるかどうかちょっと心配だが、是非頑張って欲しい。



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