マイカル桑名の直ぐそばでアパートに周りを囲まれた中にある和風の佇まいのお店。
一時は家具職人を目指したご主人が、一年間の熟慮の後に洋画家の知人の薦めで蕎麦打ち職人の道へ。「沙羅餐」での修行を終え開店されて、まだ日は浅いが蕎麦打ち師としての腕は確かなもの。
　
「沙羅餐」にて購入した秋田産の玄そばを丸抜き状態で分けて貰い、その日に打つ分だけを石臼にて自家製粉。3割程の殻を挽きぐるみにした粉は、生粉十割りの蕎麦に仕上がる。
細切りにされた蕎麦は量もたっぷりで、ざるもかけもどちらも美味しく食せた。
ざるのつけ汁は生醤油が少し強めの様に感じられたが中々のもので、かけのつゆはしっかりとだしが取ってあって濃い目の味付け。
口取りで戴いた、玉子焼き、揚げ焼きも充分美味しく、岩塩で食する天ぷらの盛合わせも価格に対して量がたっぷりで嬉しい10品（しし唐、椎茸、大和芋、海老が各２個にふきのとうと小振りのそばがき天ぷらが各１個）。
　
ざる蕎麦1000円、かけ蕎麦1000円、揚げ焼き350円、玉子焼き400円、そばがき800円、追いざる600円、天ぷら盛合わせ800円。