カフェ巡りが好きな人から教えて貰った『Shuro』 Cafe と 雑貨のお店で、今年の5月に開店したばかりのお店です。 この日は豊田市民芸館に行く予定だったので、その前に立ち寄りました。場所は豊田市の南部、岡崎市との境に近い場所です。 無機質なコンクリートの外観イメージと打って変わって中に入ると、そこには小さいながらも温かみのある空間が在りました。入口付近にはオーナーが、拘ってセレクトした陶器や服と雑貨が置かれ、それ以外には少しですが小さなガラス瓶などのアンティークな小物もありました。
この日注文したのは、本日のストレートコーヒーのマンデリンと栗のブリュレ。 コーヒーを一口、口に含んで「ん?、この味どこか馴染みのある濃い目でしっかりとした味だけど」と思いましが、その時は答えが出ませんでした。 数日後、喫茶 hiraya のblog で、こんな記事を見つけました。 『豊田市にあるshuroさんにて珈琲豆を販売します』 hirayaでは豆もよく買うので合点がいきました。 3週間後に再び訪問して「喫茶 hiraya」の件も含みながら、色々とお話をお伺いしました。 実はこの場所、ご主人の実家で建物は8年前から建っていたそうです。 「いつかお店を始めたい。でも、雑貨や小物だけのお店では、ここ豊田市では経営が成り立たない。しかし、カフェと併設なら何とかなるかも」と建物だけは準備していたそうです。
御主人制作のカウンター席
そして一昨年、自分もいつまで元気に働けるか分からないと思い、開業に向けて始動する事に。 当初は奥さんが働いていた所の近くの珈琲焙煎店に豆をお願いする予定だったそうでが「喫茶 hiraya」で、飲んだ珈琲の味に感動を覚え、急遽、切り替えたそうです。 そこからは展開が早く、若い頃、家具を作る会社に勤めていたご主人が、店内のカウンターや大きな窓の外枠など、手作りされたそうです。 お店の裏にはこの建物と同じ位の大きさの作業小屋が在るんですと笑いながら教えてくれました。
普段はお店に余り顔を出さないご主人だそうですが、私の古いボルボを見て「こんな古い車を乗っている人はどんな感じの人だろう」と興味を持たれて裏口から入って来られたようです。 色々と四方山話を伺う中で、奥さんが「本当はカウンターの中に入って珈琲を淹れたいのは、私よりも主人の方だと思う」と云われました。 ご主人も「カフェ巡りが好きです」とおっしゃっていたので、私と気が合うかも知れないと思いました。 今回お願いした、紅玉のチーズケーキタルト、タルト生地もサクサクでイイ感じでした。 コロンビアコーヒーも美味しかったです。 豊田市民芸館に行く時は勿論の事ながら、それ以外の時も訪ねたいお店です。
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