ひょんな事から、その存在を知った「Tsutsu & tsuttsu ﾂﾂ & つっつ」自家製カヌレの販売所＆コーヒースタンドです。ＪＲ東海道線の新居駅から遠州灘に真っすぐ伸びる道を進み、用水路沿いに在るお店です。若いご夫婦が営んでいますが、ご主人は漁師との二足の草鞋だそうです。

以前ご主人は北欧家具店に勤務、奥さんは名古屋市中区栄のＬＡＣＨＩＣに在るフィンランドブランドのＭａｒｉｍｅｋｋｏ 名古屋にお勤めされていたそうです。
色んな流れの中、ご主人が浜名湖で漁師を始める事になり、湖西市に住民票が無いと鑑札が貰えないので、浜松市からご主人の出身地の湖西市に転居。その際、物品販売にも関心があったので、将来的に店舗として使う事も考慮して元農家の一軒家を購入したそうです。
そして数年前から静岡県東部方面のマルシェや催し物で自家製のカヌレを販売していましたが、大人気となり「カヌレの販売所を作って欲しい」との声が大きくなったようです。

どうしたものかと思案中、２０１７年は浜名湖のアサリが不良でアサリ漁が中止になりました。それならば時間はあると一念発起、農具が入っていた倉庫を改装するかと思い切ったそうです。ほぼ１年掛けて店舗を完成させ、今年２月からプレオープンして様子を見ながら３月にはグラントオープンの運びだったのですが、今度は鰻のシラス漁が不良の為に漁期が延長した影響で、４月までオープンがズレ込んだとご主人は笑いながら教えてくれました。

プレーン、ショコラ、塩キャラメル等、数種類の中から選んだのは「プレーンのカヌレ」とラオスの珈琲です。カヌレは外はカリッとしていますが、中はモチっとした食感で美味しかったです。初めて飲んだラオスの珈琲はスッキリとした苦味が特徴で飲みやすかったです。
私がゆっくりとしている間にも何組かのお客さんが来店されて、５個、１０個とカヌレをテイクアウトされてました。今後も平日は実店舗、週末はイベント出店の流れで様子を見るそうなので、行かれる方は、facebookで調べてから行かれる事をお勧めします。
因みに浜松市に在るrachelの店主は、ご主人の小中学校の同級生だそうです。