前回このとと家を訪れたのはもう８年も前の事。蕎麦の写真もないし、あまりにも古いデータなので永保寺に紅葉を見に来たついでに訪問してみた。
前回、一日限定３０食の田舎蕎麦が売り切れで食べられなかったので、今回は悔しい思いをしない為に少し早いとは思いながら開店時間より３０分以上早く店に到着した。しかし、既に数組のお客さんが待っていて、その後も次々と車が入ってきて、決して早い到着ではなかった事を知った。
ウェイティングリストがあったかどうかも記憶が曖昧だったが、このお客さんの多さだとひょっとしてあるかもしれないと店の入り口で少し待っていたら、お店の方が出てきてお名前伺ってますか？と聞いてくれ、開店時間の１０分前には店を開ける予定ですので入り口でお待ち下さいとの事だった。席への案内も注文を受けるのもきっちりしていて、ウェイティングリストの早い順にしてくれる。
久しぶりに食した蕎麦はこんなに細切りだったかと思うくらい細く、もっと溜り醤油っぽかった気がする漬け汁もすっきりした感じだった。そばがきは量も多めでもっちり。
丁度庭の紅葉が綺麗な時で、待ち時間も写真を撮っていたら苦にならなかった。お腹も目も満腹になった。

県道381号（多治見八百津線）をスプリングフィールドＧＣに向かう道から細い脇道に入るとその店が見えてくる。
１日限定30枚の田舎蕎麦は売り切れて食する事は出来なかったが、せいろ蕎麦を戴く。細切りの蕎麦の割りに腰もあり、喉越しも良かった。東濃地方は漬け汁のベースに溜り醤油を使う事が多く、私個人としては余り好みではないが、しかし別作りの蕎麦湯で割って飲むと何故かこれが美味しい。
橋を渡った向こう側にお店があるのだが、橋の下には生け簀があって山女だか虹鱒が放流されており、注文が入るとさばいて直ぐに調理してくれる様なので、川魚好きの人にはお薦めと言える。
一寸見つけ難いが、紅葉の季節に行けば最高のロケーションが待っている。

ここに来る道すがらにある、茶味三昧「灯屋」のコーヒーもお薦めで、シフォンケーキは絶品。