琵琶湖のほとり、彦根港の前の道路沿いに周りの風景に溶け込んでひっそりと、その小さな cafe はあります。
店内に入ると大きく開口を取った窓から琵琶湖が眺められるカウンターが６席、テーブル席が４席つ用意されています。
多賀神社の表参道にあるCafeで働いていたと云う店主とお母さんだと思しき方と二人で営まれています。 可愛らしい雰囲気のオーナーは「いつか『かもめ食堂』のような店をしたいと思っていた」そうで、漸く夢が叶い、黄色い鳥の名前から「kanaria」と命名し、年の瀬も押し迫った２０１２年１２月２２日に開業しまし。

解体中の民家から貰い受けた趣のある棚にはオーナーのお気に入りの本が並び、家具や小物の１つ１つからも店主の「好き」が感じられる空間になっています。ＢＧＭもお店の雰囲気にとてもマッチしていて、静かでいて落ち着いた空気を漂わせています。ゆったりとした気分にどっぷりと浸れる心地よいお店です。
「心豊かな暮らし」とは何なのかを考えるには最適の場所かもしれませんね。同じ彦根市の「vokko」といい、琵琶湖の湖畔には「 シャーレ水ヶ浜」や「古道具 海津」など、素敵なお店が点在していて羨ましい限りです。