秋を満喫すべく、ボルボ仲間の友人との「蕎麦オフ」を兼ねて松本へ出掛けて来ました。松本駅前から延びる「こまくさ通り」を女鳥羽橋を渡って北に進んで行くと左側の道路沿いにレトロな建物が目に飛び込んできます。
イタリア語で実験室や工房を意味する「ラボラトリオ」(LABORATORIO)と名付けられたこちらのお店、木工作家の井藤昌志さんと奥さまの万紀子さんが2009年9月にオープンしたギャラリー&カフェです。
アールデコ調の外装と部分的に貼られたタイル、そして窓周りに施された装飾が時間の移ろいと共に良い雰囲気を醸し出しています。聞くところに因ると昭和8年に薬局として建てられ松本に現存する最古のビルだそうです。オープン当初は1階が井藤さんの仕事場だったそうですが、今はShopになっています。
2階は普段、奥さまがセレクトしたセンスの良い生活用品や服などの品々が並んでいるそうですが、今回は東京・日本橋にある、「暮らしの道具 松野家」の展示会が行われていました。大量生産品ではない、美術工芸品でもない、どちらかと云うと「民芸」に近いような、かご、トタン製品、和箒、木の丸椅子等の、私達が昔から慣れ親しんだ物が数多く展示販売されていました。
これらの品々は私達夫婦の好みに近く、展示されている品の中には以前から我が家に在るモノも幾つかありました。
トートバッグ好きの相方は、早速、最高級コーマ6号帆布を使ったモノをチェックしていましたが1,2か所気になる点があり、今回は見送りとなりました。
「まつもとクラフトフェア」に来る時は、松本民芸館とセットで伺いたい要チェックのお店です。

文: 横好き



長野県松本市大手1-3-29
◆ カフェ&ギャラリー(2F)
11:00〜18:00
0263-36-8217
◆ the Box Shop(1F)
11:00〜18:00
0263-36-5536
火曜定休
web
2011.10.16現在


上のCafe と Gallery をそれぞれクリックして下さい。Only Photoは画像のみです。
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