どうにも気が急いて、開店時間の5分前には Cafe のドアの前で待っていました。そうしたら先程の男性が、少し時間は早いですが、必ずお見えになると思い、準備をして待っていましたと中に招き入れてくれました。 店中は、カウンター席、1人席、4人席と3つの空間が在り、どこでもお好きな場所にどうぞと云って下さいました。相方は、奥の4人席と云ったのですが、私の希望でカウンター席に陣取りました。 女性スタッフが、メニューの説明をして下さって、上生菓子、季節の和菓子、葛餅の何れかとお茶のセット、又はフルーツサンド等があり、私は1ケ月毎に替わる上生菓子の栗きんとん(山つと)とほうじ茶セットを相方は特製くずもちと煎茶セットを注文。 注文の品が来るまでの時間、店内を見て廻りましたが、上質でモダンな空間に、アンティークな調度品、飾ってあるお花、インテリア、間接照明とすべてがハイレベルに纏められていて素敵でした。1人席では目の前の本棚にアート系の本などが置かれており自由に読んでもよいとの事で、居心地の良さについつい長居してしまいそうです。 和菓子は、辻村唯さんや岸野寛さんなど若手作家の器で供されるので、器好きにはこちらも楽しめます。 供された栗きんとん、丹波産の栗を粗く切ったモノが中に包み込んであり、栗の食感を楽しみつつ、とても上品なお味でした。いつもいただく東海地方の茶きん絞りの栗きんとんとは別の意味で美味しかったです。相方の特製くずもちも少しだけ分けて貰いましたが、絶妙な口どけとなめらかさに驚きました。まっちんのわらび餅を初めていただいた時以来の衝撃で、とても美味しかったです。これなら小鍋一杯でもイケそうだと相方と顔を見合わせた程です。(笑) 2階には、ギャラリーも在るそうですが、生憎とこの日はやっていませんでした。CafeとShopが、これだけセンスが良ければ、多分ギャラリーも洗練された空間だと想像がつきます。 最近は京都に来る機会が減ってなかなか来れませんが、これからは、上洛する度に来てしまいそうです。
|