こちらのコーナーは、カジュアルな服装で優しい感じの、ハンコと書 江湖庵の齊藤江湖さんの工房。普段は着物姿でここにいらっしゃるそうですが、今日はたまたまこんな恰好をしているんですよと笑いながら、作業の手を止めて色々とお話を聞かせて下さいました。
江湖さんは７０年続く印章店の３代目ですが、２００１年の全国技能グランプリの手彫り印章部門で金賞を受賞された位、凄い方なんです！　ご本人は至って軽〜く、一応これで一生の食い扶持は確保しました〜みたいな感じで話されましたが「能ある鷹は爪隠す」なんでしょうね。書の下書きも何枚か拝見しましたが、素人の私からみても、雰囲気のある人を惹き付ける字だな〜と思わず、見入りました。
江湖さんは作業場の壁の色が凄く気に入っているそうで、木製の階段を真中から半分に切って、棚の代わりにしていたり、実家で使っていた木枠のガラスケースをこちらに持ち込んでショーケースとして巧く使っているなど、尾賀商店の雰囲気にマッチした工夫をされている方でした。

この日は珈琲 セブン社がお休みだったせいもあって、お客さんがそれほど多くなく、江湖さんが店内の見所やお気に入りの場所を色々案内して下さいました。
今度は是非、江湖さんが着物姿の時に訪問したいものです。