尾賀商店が砂糖の商いをしていた時に使われていた蔵。その蔵をリノベーションし、柔らかな灯りで包まれた空間を作り出しているのは、照明作家の村井さん。showroom & Selectshop Switchにはご自身の作品でもある照明器具や、国内外からセレクトしたアンティーク家具等が所狭しと並んでいます。2階に昇る鉄製の階段がまた素敵で、何か違うなと思ったら、村井さんご自身で作られたそうです。やはり作家さんの階段だけあって、ハッと目を惹きます。土間のシャンデリアや、和室の階段を照らす灯り等、他にも隋所で村井さんの作品を見る事ができます。用の美といった表現が使われる事が多々ありますが、正にピッタリ当て嵌まると思うのは私だけでしょうか? セブン社の珈琲は店内の好きな場所で飲む事ができますが、こんな照明の下で、自分の好きな本を読みながら、美味しい珈琲を戴くなんて、至福のひと時ですよね。あまりの居心地の良さに、ついつい長居をする方もみえて、お客さんがいることを忘れてしまうこともあるとお店の方が笑ってみえました。
2階は帽子作家さんのコーナー。頭のサイズを採寸して帽子をオーダーで作って貰えるそうです。写真のモデルは作家さん御ご本人。笑顔がチャーミングで、帽子がとても良く似合っていたので、写真を撮らせて頂きました。1階入口脇には、砂糖に因んで、綺麗な金平糖が入ったガラス瓶が並んでいる素敵なコーナーがあります。我が家は帽子作家さんお薦めの柚子を購入しました。